iMac (Retina 4K, 21.5-inch, Late 2015)の構成について

さて、もうすぐiMac 2017が販売されるとの噂が出ている中、今更の考察ですが、最もユーザーの満足度の高い構成についてメモしておこうかなと思います。(自分なりに満足のいく解説記事が全然見つからなかったため)

 

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iMac 4KのCTO(Configure To Order)ポイントはCPU、メモリ、ストレージの3つですが、全部オプションをつけると228,800円もします。

これならいっそ(スペースの問題が許されるなら)iMac 5Kを購入したくなってしまいます。

で、実際にApple Storeに行って触ってきたので最低構成の使用感を体験してきましたので、最も満足感の高い構成について考えてみたいと思います。

 

結論から書くと、ストレージだけ256GB SSDにカスタムするのが一番不満が少ないでしょう。(次点がノンカスタマイズ、次々点が1TB Fusion Driveです。)

お値段にして148,800円 + 20,000円 = 168,800円 + 消費税 8% = 182,304円

注意点としてはストレージ容量が不足する場合、Dropboxなどのクラウドストレージサービスの利用料(12,000円 + 消費税 8% = 12,960円)が年間ランニングコストとして必要になることです。この辺はPC購入のたびにデータ移行を必要とする手間や、もしものためにデータのバックアップを用意する煩わしさとのトレードオフです。

 

さて、なぜSSDが良いかというと、おそらく最も使用していて不満に感じるのが虹色くるくるだろうと思うからです。この虹色くるくる、もちろんCPUやメモリの不足により発生することはありますが、最たる原因はストレージ速度によるものです。

実際、最低構成のiMac 4Kでは環境設定などを初めて押した時に(つまりキャッシュ化されていない状態で)虹色くるくるが1〜2秒発生しました。このような状況をできるだけ低減したい方はSSDへの変更をおすすめします。

 

ただし、1度起動さえしてしまえば、8GBのメモリーで3〜4.5GBはキャッシュに利用してくれているので、再度起動した時は即時の起動をしてくれました。この辺がMacの良いところですよね。Windowsはすぐに忘れてくれます(設計思想の違い)。

ですので、職場で2〜4年前のIntel Celeron 2GBメモリー 512MB HDDなどという化石PCを日常使わされている社畜さんはこの程度、気にならないかもしれません。

会社から劣悪な化石PCを支給されても、不満を言わず、日々耐えて立派にお仕事をこなされている、寛容な広い心をお持ちのあなたの場合、ノンカスタマイズの1TB シリアルATA(5,400pm)が最もコストパフォーマンスが良いです。

(正直、エクセル作業ぐらいなら上記化石PCでもほとんど問題になることはありません。7万行ぐらいのデータを扱う時はストレスを感じますが、コーヒーブレイクを楽しみながらPCの計算終了を優雅に待っていれば良いのです。)

自宅PCぐらい贅沢したい!って人のみSSDに変更しましょう。ただし、家でのPC作業が快適になってしまうと、逆に職場でのPC作業にイライラを感じるかもしれません。そうなっては元も子もないので、よく考えてからにしてください。

 

ノンカスタマイズで多少の虹色くるくるを我慢すれば2年分のクラウドストレージサービスが利用できるのです。なに、虹色くるくるなんて職場のPCなら日常茶飯事、慣れた日常じゃないですか。本当にSSDの速度がなければだめなんですか? 自分はそんな一刻一秒に追われるような生活を送っているのですか? 否、断じて否ですよね? 自分はもっと寛容で、広い心の持ち主だったはずです!

そんな、優しいあなたのベストチョイスはポイントやお得な値引きサービスを行ってくれる家電量販店でノンカスタマイズモデルを買うことじゃないですか?

いえ、考えるまでもありません。悩むまでもありません。家電量販店でノンカスタマイズモデルを買うのです! そしてApple Storeの店員さんからiPadの同時購入をおすすめされ、追加出費をしてくるがよいわ!

 

さて、なぜFusion DriveよりもシリアルATAがおすすめかというと、結局虹色くるくるが発生するかどうかはあらかじめキャッシュ化されているかどうかに起因するため、初めての起動などの場合はFusion DriveでもSSDの速度は関係なく、HDDの速度によるためです。

よく勘違いされている方がいますがSSDはあくまでキャッシュ用途です。128GBが24GBに減ったとか、2TB Fusion DriveならSSDは128GBでHDDも7,200pmで高速だという意見がありますが、大体の方は24GBも追加のキャッシュメモリがあれば困ることはないでしょう。また、128GBのキャッシュメモリを必要とする用途なんて本当に2TBの空き領域を必要とする作業を日常する方ぐらいです。

そんなに速度が気になるなら+30,000円の2TB Fusion Driveではなく、+20,000円のSSDを買いましょう。

また、虹色くるくるが嫌で+10,000円の1TB Fusion Driveにしようかと考えている方、安心してください。キャッシュ化されていない場合は通常のシリアルATAと同じ時間、虹色くるくるしてくれます。Fusion Driveを選択するなら、差額の1万円でクラウドストレージサービスを利用しましょう。

 

CPUやメモリについてですが、通常の使用では問題になることはないでしょう。

問題になるような奇特な方は悪いことは言わないのでWindowsのgaming PCをBTO Shopで購入することをお勧めします。同じ値段で数倍の性能のPCを手に入れられます。

ですので、少しでもお金をけちりたい方はCPUやメモリよりもストレージの変更にお金を費やしましょう。

 

では 良いMac Lifeを。